
北海道は本州のような梅雨の時期もないですが、実際は「蝦夷梅雨」と呼ばれる時期があったりします。とはいえこれからの北海道は一番良い季節になり北海道の短い夏が始まります。
目次
- 北海道の6月の気候は?
・「蝦夷梅雨」「リラ冷え」とは?
- 北海道の初夏を彩る「ライラック」
- 「美瑛の丘」
- 「青い池」美瑛~白ひげの滝
- 「うに」解禁
- まとめ

北海道の6月の気候は?

北海道の6月は雨が続く「梅雨」がないので比較的に過ごしやすい気候になっていますが、本州に比べると5月の気温より少し低く、日中は晴れていれば暖かいですが朝晩はまだまだ肌寒い傾向にあります。道外から訪れる方は上着を持ってこられると良いかとおもいます。
地図を見ただけでは北海道がいかに広いかわかりにくいですが、実に北海道は国土の1/5を占めていて約14都県分を合わせた広さがあります。ということもあり、北海道の何処の地域に行くのかにより気温が変わります。2021年の北海道の最後の桜が開花した地域は根道東室になります。実に道南の函館と比べると約一か月程度違う事を考えると、いかに北海道が広いかという事が分かるかと思います。
・「蝦夷梅雨」「リラ冷え」とは?
「蝦夷梅雨」
本州の”梅雨”の時期に北海道のオホーツク側や太平洋側で雨を降らせる雨雲を指します。本州の”梅雨”みたいに”ジメジメ””蒸し蒸し”といった感じにはならず、湿度は多少高くても気温が低いので本州の”梅雨”とは違い比較的過ごしやすくなっています。が、近年は温暖化の影響なのか、どんよりとした天気の日が多くなってきているのも現実です。
「リラ冷え」
桜の時期(4月下旬から5月初旬)が終わり初夏に向かう北海道はライラックが咲き始めます(5月中旬から6月初旬)ライラックは別名”リラ”(フランス語)と呼ばれている事もあり、ちょうどライラックが咲く頃に急に寒くなる事を「リラ冷え」と呼びます。この言葉は有名な俳人の方が「寒の戻り」の時期に創り出した「季語」であり、その後広めたのは1971年著書「リラ冷えの街」だと言われています。つまり「寒の戻り」=「リラ冷え」という事になります。オシャレな言葉を考えましたね。

北海道の初夏を彩る「ライラック」

ライラックは1960年(昭和35年)札幌の木に選ばれ、多くの家の庭先で見かけるほど市民に親しまれました。札幌に初夏の訪れを告げるおまつりとして、札幌市民に定着しています。現在は ”大通り会場(5丁目~7丁目)” ”川下会場(川下公園内)”の二カ所で開催さており、昨年の来場者数は68万6500人と多くの市民の方が訪れています。また6丁目のステージでは吹奏楽やクラッシック音楽を聴きながら軽食やスィーツが食べられるお店が多数あり、ライラック共々楽しむ事ができます。
しかし残念ながら2021年の開催は”新型コロナウィルス”の感染状況の影響を踏まえ中止となっています。
また全国的に有名なお祭りの一つの2021開催予定だった「YOSAKOIソーラン祭り」も開催延期が発表されています。こちらは延期となりますが、2021の開催の可能性がまだ残っていますので続報を待ちましょう。
「美瑛の丘」
いまや全国的に有名なラベンダーでおなじみの富良野町のお隣、美瑛町にある「美瑛の丘」です。まるでヨーロッパの田舎風景のような畑が広がり、訪れる季節によって四季彩を楽しむ事が出来る美しい丘です。「パッチワークの路」「パノラマロード」等があり、それぞれ違った景色が広がっています。
色鮮やかなのが「四季彩の丘」6月~7月に見ごろを迎えます。「四季彩の丘」は観光農園になっているので、売店・レストランが併設されているのと、アルパカ牧場も併設されています。
札幌から出発すると一部高速を利用して札樽自動車道と道央自動車道を利用し国道12号線・国道452号線を経由して2時間30位、高速を利用しなければ国道12号線と国道452号線経由で行く約3時間ぐらいのドライブになります。距離にして約137キロです。
アルパカ牧場の入園料等も下記サイトで確認して下さい。
>「色彩の丘」公式ホームページはこちら
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「青い池」美瑛~白ひげの滝

「美瑛の丘」の次は、こちらも有名な同じ美瑛にある「青い池」。この池は1988年噴火した十勝岳の火山泥流災害を防ぐために美瑛川本流に複数建設された堰堤の一つに水が溜まったもので、1989年末に完成したものです。
「四季彩の丘」からは道道824号と道道996号経由で、主要時間約20分程度の距離にして15キロ。比較的近い位置関係にあります。
・何故青い?
青い理由は「青い池」近くの白銀温泉街にある「白ひげの滝」にあります。アルミニュームを含んだ水と滝の途中から湧き出ている潜流瀑とが混ざることにより粒子ができ、それが太陽の光が当たることにより青く見えると言われています。この白金温泉街には「ブルーリバー」といわれている橋がありその上からの眺めが川底も見えるので最高に綺麗です。
”潜流瀑(せんりゅうばく) ”とは伏流水が岩壁の割れ目などから流れでて落ちる滝の事です。
”付流水(ふりゅうすい)”とは水が地中に潜り込んで流れている水の事

「青い池」からは車で5分」程度の場所にあります。
「うに」解禁
6月から積丹のウニ漁が解禁になります。それぞれ地域によって解禁時期がありますが積丹は6月~8月程度の期間になりますので、地元に行ってぜひ新鮮なウニを堪能してほしいと思います。積丹より手前の余市では5月からウニ漁が解禁になっているようなので、余市と言えば「柿崎商店」なので行きたいですよね。
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まとめ
北海道の6月は短い夏の初夏の始まりとなります。まだ朝晩は冷え込む日もありますが、日中がポカポカ陽気であれば非常に過ごしやすい季節に入ってきます。今は外出を避けなくてはいけない時ですが、今のうちから情報を仕入れて、外出解禁になった時には思いっきりエンジョイ出来るように下調べをしておきましょう!今年行けなければ来年、来年も行けなければ再来年、必ず行ける日が来ることを信じて下準備に余念がありません。
※今現在北海道は緊急事態宣言が出ています。不要不急解禁のその日まで皆さん一緒に頑張りましょう!